事業概要

当社グループは、当社と子会社3社により構成され、生産から販売まで一貫して行う6次産業化を推進し、垂直統合型総合水産企業を目指しております。 主力事業の飲食事業では、首都圏を中心に「泳ぎとらふぐ料理専門店 とらふぐ亭」、寿司チェーン「寿し常」等と、米国ニューヨークでシーフードレストラン「WOKUNI」を展開しております。
また、とらふぐやクロマグロの養殖場の運営(長崎県平戸市)、とらふぐ等の外販事業も展開しております。

水産物を中心に取り扱う事業を展開する当社グループでは、海洋資源の保護・維持の重要性も理解し、
今後もクロマグロやとらふぐの養殖技術の向上によって、海洋資源を維持するだけでなく、海洋資源を育てる取り組みを強化することを目指し、 環境への配慮と経済成長の両面からSDGsへの取り組みを推進しております。

(注)「泳ぎとらふぐ」とは、とらふぐを生きた状態で捌いてお客様に提供する当社の特徴を総称した造語であります。

てっちり
養殖場 SDGs

飲食事業:「寿し常」と「東京一番フーズ」のシナジー効果

2020年6月1日に寿司業態の「寿し常」ブランド店舗と全従業員を譲り受けました。 店舗サービス体制のブラッシュアップと当社グループの仕入力活用による事業再生に取り組んでおります。 プロの目で厳選した商品を産地から直接仕入れ、それを店舗の寿司職人がお客様の目の前でご提供するという「寿し常」のこだわりが、「とらふぐ亭」と共通しています。 また、子会社で運営している自社養殖場でのクロマグロ等の養殖が順調に進んでおり、「寿し常」という販売チャネルが拡大しました。 「寿し常」が当社グループに入ったことにより、水産物、水産加工品の仕入・購買力の強化にも繋がり、物流の効率化にも繋がっております。 当社グループ全体でシナジー効果のある水産物サプライチェーンマネジメントの構築を推進しております。

とらふぐ亭: https://www.torafugu.co.jp/
寿し常: https://www.sushitsune.co.jp/

飲食事業: ニューヨーク「WOKUNI」

ニューヨーク「WOKUNI」の画像 ニューヨーク「WOKUNI」の画像 ニューヨーク「WOKUNI」の画像

2017年10月に、米国 ニューヨークにシーフードレストラン「WOKUNI」を出店しております。WOKUNIではレストランの運営だけでなく、日本の水産物のアンテナショップとして、シーフードマーケット(魚屋)やデリバリーチャネルの販売プロモーションを積極的に推進しております。現地では、日本の水産物、食文化を高く評価頂いております。また、自社養殖のクロマグロをWOKUNIに送り込み、現地でマグロの解体ショーを行ったり、JETRO(日本貿易振興機構)が展開するJFOODの、日本産水産物のブリ・ハマチの販売プロモーションに参画したりすることで、日本産水産物の認知・理解の向上に努めています。

魚王KUNI: https://www.wokuninyc.com/

養殖事業・外販事業:長崎ファーム

養殖事業・外販事業

当社グループの株式会社長崎ファームでは、長崎県平戸市の古江湾にて養殖場の運営と、東京都江東区にて、身欠きふぐ加工場および配送センターを展開しております。養殖場では、とらふぐや、自社ブランドの「平戸本まぐろ極海一番」の養殖を手がけ、品質の良さ・ 認知度向上で、漁獲量・販売量が着実に拡大しています。配合飼料の共同研究などを通して、競争力のあるクロマグロの育成に注力しております。

加工場は、都内随一の身欠きふぐ加工場であり、活ふぐを低コストでタイムリーに首都圏内の自社店舗及び外販先へ輸送できる点が強みです。当社のとらふぐ亭は活きた国産とらふぐを扱うことから、長崎の養殖場から活魚車で東京都江東区の配送センターまで運び、そこから店舗へ配送しております。

また、生産・養殖から販売までの一貫した管理でトレーサビリティを確立している点も強みです。現状の取組みとして、海外輸出も視野に入れ、2016年に加工場のふぐHACCP認証を、2020年にマグロのリパックHACCP認証をそれぞれ取得いたしました。

長崎ファーム: http://nagasaki-farm.co.jp/

SDGsへの取り組み

SDGsへの取り組み

当社グループの養殖場では、「持続的養殖生産確保計画」に取り組んでいます。水質管理、海底管理、餌管理、養殖密度管理の数値管理を行い、海の自浄に効果的な解決策を、常に模索・実施しています。海の豊かさを守ることこそが、健康で美味しい魚をはぐくんでいくことに直結します。クロマグロ、とらふぐという貴重資源のサスティナブルな養殖を目指し、品質向上・ロス削減に努め、「食を豊かにする、海の豊さを守る。」に貢献してまいります。